ハセガワ HC-18 21218 ニッサン フェアレディ Z432R 1970
1969年11月、オープンボディのフェアレディに代わって、 ロングノーズとショートデッキのクローズドボディという 大胆なクーペスタイルとなって誕生したのが初代フェアレディーZです。 日本国内ではL20型とS20型の2種類のエンジンが設定され、 アメリカにおいては ダットサン・スポーツのブランドで、 2.4、2.6リットルの直6エンジンを搭載した240Z、260Zを発売し、 絶大な人気を誇りました。
Z432R
Z432はスカイラインGT-Rに搭載された名機S20型エンジンが搭載されたモデルです。 DOHC 4バルブ/3連ソレックスキャブ/2カムシャフト(432)で構成された 直6DOHCエンジンは5速マニュアルミッションとの組み合わせで、 最高出力 160ps/最大トルク18.0kgmで最高速度は210km/hにも達しました。 後にはボディをFRPパネルなどで軽量化したレーシングベース車両のZ432Rも設定され、 レースシーンでも活躍しています。 Z432は四百数十台、Z432Rは三十数台の生産にとどまり、 その超少量デモルは今でも、"幻のZ"として語り継がれています。
ロードレース
フェアレディZは1970年1月の鈴鹿300kmレースでデビューしました。 レーシング仕様車Z432Rは、初戦からトップを争う快走を演じ、 同じ年のレース・ド・ニッポン6時間レースで初優勝を飾っています。 Z432R(PS30SB型)
乗車定員:2名
全長:4,115mm
全幅:1,630mm
全高:1,290mm
ホイールベース:2,305mm、
トレッド前/後:1,355mm/1,345mm
車両重量:960kg
エンジン:S20型 水冷直列6気筒DOHC
総排気量:1,989cc
最高出力:160ps/7,000rpm
最大トルク:18.0kg-m/5,600rpm
最高速度:210km/h
サスペンション:前後ストラット・コイル独立
ブレーキ前/後:ディスク/ドラム