ドラゴン 6313 1/35 WW.II イギリス陸軍 シャーマン Mk.III
実車について
第二次世界大戦でアメリカはレンドリース法を成立させ、各種の兵器を同盟国であるイギリスをはじめとする各国に供与しました。 連合軍主力 戦車として活躍したアメリカのM4シャーマンもそのひとつで供与されたイギリス軍では独自の型式表示をして各部隊に配備しています。 アメリカでのM4シャーマンはシャーマンMk.I、M4A1はシャーマンMk.IIと呼ばれました。 そして、シャーマンMk.IIIと呼ばれたのがジェネ ラルモータースの12気筒ディーゼルエンジンを採用したM4A2です。 1942年から44年4月までに各工場合わせて8000両以上が作られ、その半数近くがイギリスに供与されたといわれています。 主砲には 75mm砲を搭載していましたが、1944年5月からの生産車両は長砲身の76.2mm砲が搭載されるようになりました。 イギリスでは76.2mm砲搭載タイプをシャーマンMk.IIIA、75mm砲搭載タイプを単にシャーマンMk.IIIと呼んで区別していました。 ガソリン エンジンが主流だったアメリカ軍に合って、燃料供給の問題もあり、ディーゼルエンジンのM4A2は好まれず、イギリス軍などの供与を受けた 各国部隊で活躍を見せたのです。
キットについて
モデルはイギリス軍がアメリカからの供与を受け運用したシャーマンMk.IIIを1/35スケールで再現。 北アフリカ戦線での迷彩塗装を施したイギリス軍RWY部隊のシャーマン戦車は一味違う仕上がりが楽しみです。 もちろん、シャーマンMk.IIIのスタイルはリアルにモデル化。 車体前部、3分割タイプのトランスミッションカバーも巧みな部品分割などにより、実感たっぷりに再現。 各部の溶接跡もリアルに表現された車体上部は一体成型で形を正確にモデル化しています。 後部のエンジンデッキパネルとグリルは別パーツとして繊細な仕上がりです。 さらに、シャーマンMk.IIIタイプ用のフロントフェンダーから車体両側面のサンドシールド、そして、右フェンダー前部に装備される雑具収納ラックのパーツもエッチングパーツで再現。特色あるスタ イルを表現します。 そして、独特な曲面を持った砲塔は鋳造の質感もリアルにモデル化。 コマンダーズハッチは開閉を選択して組み立て可能。 砲塔後部に装備 される収納ケースもその形状をしっかりと再現。 また、75mm砲の砲身もスライド金型を使って一体成型。M34ローターとガンシールドなども詳細な再現が存在感を高めます。 車体下部は下面のディテールも表現。 さらに、立体的にモデル化されたVVSSサスペンションにはT54E1 VVSSトラックを組み立てやすいベルト式のDS履帯でセットしました。 M4シャーマンファミリーのコレクションに欠かせない1台です。
主な特徴
・車体前部、3分割タイプのトランスミッションカバーも巧みな部品分割などにより、実感たっぷりに再現
・各部の溶接跡もリアルに表現された車体上部は一体成型で形を正確にモデル化
・後部のエンジンデッキパネルとグリルは別パーツとして繊細な仕上がり
・シャーマンMk.IIIタイプ用のフロントフェンダーから車体両側面のサンドシールドもリアルに再現
・独特な曲面を持った砲塔は鋳造の質感もリアルにモデル化
・コマンダーズハッチは開閉を選択して組み立て可能
・砲塔後部に装備される収納ケースもその形状をしっかりと再現
・立体的にモデル化されたVVSSサスペンションにはT54E1 VVSSトラックを組み立てやすいベルト式のDS履帯でセット