フジミ 451688 1/700 FH43 日本海軍航空母艦 雲龍 フルハルモデル
「雲龍型1番艦 雲龍」に新金型の艦底パーツを追加し、フルハルモデルで登場!
雲龍は雲龍型1番艦として横須賀海軍工廠で昭和19年8月に竣工しました。 昭和16年の戦時建造計画による302号艦として計画され、ミッドウェー海戦後の空母喪失を補うため建造を急ぎ、空母飛龍の設計をベースして艦橋の右舷移動、空母蒼龍と同じ2枚舵方式、エレベーターは3基から2基へと減じられ一部を改正しつつ進められました。 雲龍は竣工時から外舷2号色/外舷22号色の対潜迷彩を施され戦時色の濃い姿で記録写真に姿を残しています。 竣工当時、マリアナ沖海戦で母艦搭載航空戦力の大半を喪失していた時期であり搭載定数を満たすだけの艦載機は用意できず専ら内海での訓練・待機が続きました。 昭和19年12月には比島方面への物資緊急輸送で出航、その中には特攻機桜花も積載されています。 輸送作戦の途上、東シナ海で米潜水艦の雷撃を受け僅か4カ月の短い生涯を閉じ沈没しました。
製品は艦底まで再現できるフルハル仕様で、完成後に飾って楽しめる台座が付属します。 説明書をより見やすく、分かりやすくリニューアルしました。 艦体部分の成型部品は、外舷22号色の塗装発色を考慮しライトグリーンとしています。 飛行甲板上にある陰顕式21号電探および2基の隠顕式探照灯は格納状態と展開状態が選択可能。 飛行甲板は単調になりがちなラテックス塗りながら、飛行機係止用眼環、着艦制動索、エキスパンション・ジョイントなど彫刻表現を多彩に、情報量豊富な設計としました。 製作できる年次が2種から選択可能。のちに増設された機銃座や墳進砲とスポンソンが別パーツ化されており、竣工時と最終時の2形態が再現可能。 飛行甲板に迷彩塗装されていた姿を手軽に再現できるよう迷彩用デカールが付属します。 多彩な艦載機が付属。
・艦載機は竣工後艦載部隊とし存在した第六〇一航空隊の保有機「零戦52型」「零戦21型爆装」「彗星」「天山」の4種。
・沈没時の輸送作戦で格納庫内に積載されていた「特攻機桜花」が付属。 25ミリ連装機銃は従来のワンピース構造パーツと、より精密な2ピース式のパーツ両方を封入。