クレオス  MS231 Mr.マークソフター

Mr.マークソフターは、デカール軟化剤です。 凹凸のモールドがある表面や曲面、硬いデカールなどを柔らかくし、表面に馴染ませることが出来ます。

 

あらかじめ貼り付けておいたデカールの上から、塗布することで効果を得ることができます。 軟化させる溶剤によって急速にデカールが軟化しますので、塗布しすぎないように注意してください。 デカールの自体が溶けたり、表面追従時に破けたり、塗装面を浸食する場合があります。 本製品は水溶性です。適宜水を加えることで、溶剤の効果を薄め、急速な軟化を防ぐことができます。使用する塗装面、デカールの種類などによっては、水で薄めてから使用するのが良いでしょう。

 

デカールを貼り付けたのち、軽く水を含んだMr.綿棒、Mr.クリンスティック2やホコリがたたないウェスなどで、軽くデカールを押さえつけ、デカールをパーツ表面にしっかりと追従するようにします。 その際に余分なMr.マークソフターを水を拭き取ることで軟化しすぎるのを防ぎます。水を含んだ綿棒などを使用すれば、マークソフターを中和し、溶剤で柔らかくなりすぎたりするのを予防できます。 デカールとパーツの間に気泡が入ってしまった場合(シルバリング)は、デカールが乾燥したのちに針やデザインナイフなどを用いて、デカールに慎重に穴を開けます。その後再度Mr.マークソフターを塗布することで、デカールが再度軟化し、気泡が消える上、デカールもパーツの表面にしっかりと密着していきます。 シルバリングを防ぐ方法のひとつとして、デカールを貼り付ける下地を光沢表面で仕上げる方法があります。

 

旧製品に使用していた主要剤を、環境配慮型のものに変更し、再設計致しました。 変更に伴い、変更した点は以下の通りです。

・よりデカールが軟化しやすくなりました。光沢塗料上ではなく、半光沢・つや消しの塗料の上から使用してもシルバリングが起きにくくなりました。

・水性ホビーカラーに対して溶解力が以前のものよりもあります。乾燥時間が短い場合とくに顕著に出ますので、良く乾燥させ、多量に塗布する使い方を避けてください。使用する場合、水でマークソフターを希釈して、溶解力を下げてから使用するのが良いでしょう。

塗膜の乾燥時間、使用する容量、拭き取り方などにもよりますが、およそ10%程度の希釈が目安となります。

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2024年11月23日